退職給付制度 簿記論
皆さんこんばんは、たつです!
今回は簿記論の退職給付制度について見ていきたいと思います!
退職給付制度とは、一定の期間労働を提供したこと等の
事由に基づいて退職後に従業員に支給されるお金のことで
退職一時金と企業年金などがこれにあたります。
それでは、それぞれ見ていきましょう!
退職一時金制度
退職一時金制度とは、一般的に退職金制度または、内部引当制度と呼ばれており、
退職給付は企業から一時金として支給されます。
企業年金制度
企業年金制度とは、退職給付原資の外部積立を行っている制度です。
これには確定給付型と確定拠出型があります。
企業は保険会社などに掛金を拠出することで、
退職給付は保険会社等から年金として支給されることになります。
この確定給付というのは退職以降に従業員に支給される給付額があらかじめ定められている制度をいいます。これにはあらかじめ額が決まっているため、企業は運用の結果、掛金が足らなくなる可能性が考えられます。
しかし、確定拠出型は従業員に支給される給付額が企業の拠出した掛金と運用の結果によって決定されるので、企業には追加的な負担は生じないと言えます。
退職給付会計では、退職給付制度のうち、退職一時金制度と確定給付型の企業年金制度を対象としていて、企業に追加的に負担が生じることのない確定拠出型の企業年金制度は対象外です。
なぜなら、退職給付会計は企業が負担すべき退職給付に係る債務を適切に把握し、財務諸表に把握させることになるためです。
以上退職給付制度についてでした。
それではまた。